ままごと草

1996年の９月の写真。
肩幅を狭く見せる方法として、肩をすぼめて、なで肩状態から少し上に上げる、というのがありました。この写真はそれをやっていると思います。

フィルム時代の写真は、ほとんど縦長フレームです。写真は、写真屋さんでプリントしてもらった小さいサービス判のサイズで見るためのものでした。小さいですから、人物写真は縦長が多くなりますね。背景をふくめて「絵になっている」写真というのは少ないのですが、この写真はまあまあかも。

９月の雨上がりの日、しっとりとした石段をゆっくりと歩くと、
森の奥の深い色に、引き込まれて行くようでした。

いろんなものが並んで写っていますが、
ばらばらのようで、なんとなく、まとまりがあるような写真。

ほら穴の中なら、雨もかかりませんし、笠も必要ないかもしれませんね。
お地蔵さんは、もとはインドの神さまで、その生前は、西アジアの地母神だったと、どこかで読んで、ブログにも書いたことがあるのですが、何の本だったか思い出せなくなってしまいました。

「空と雲と草原」の２、３日あとに撮影したもので、同じポーズですね。古いカメラでしたので、ノイズクリーナーをかけましたが、ぼやけています。

だんだんと秋も深まって来ます。まだ暖房が必要というほどではありませんけれど。
日中は半袖のほうが快適な日もありますね。

お寺まいりのあとは、やはり芸術の秋、音楽の秋なので、
良い音楽でも聴きたいものです。
軽やかに、ゆったりと、やっぱりシュランメルンがいちばんかも。

あるお寺の入口で枝を伸ばしている古い木。何の木でしょうか……。鬼女伝説のあるお寺らしいです。

あるお寺のお堂の裏手に、岩とつつじ。
なんとなく生命力を感じる景観でした。

暗く撮れた写真でしたが明るさ調整をしたら色が濃すぎたかも。

時候のあいさつなら「中秋の候」と書かれるような季節になりましたが、
９月はまだ、半袖や日傘がほしくなるような日が、ときどきあります。夏の名残りのような、このまま秋になってしまうのが寂しいような一日。
家に帰り遅れた子どもが、迷子になってしまったように。