ままごと草

背景に微妙な奥行きが感じられる１枚だと思うのですが、
もちろん(?)ピントは背景に合ってます(1992年)。
カメラのセルフボタンを押したときに、まん中に人物がいないから、
ピントがずれてしまうのだろうと、いつも思ってましたが、
写真に写った背景の草木の表情を見ていると、それもいいのではと思っていました。

2年前の10月の写真です。
池のある雰囲気が、薄着のほうが合うと思ったので、こんな感じになりました。
若いころの写真のようにも見えるかもしれませんが(?)、2年前(2012)。

山の斜面の松。ふんばってますね。
空気も、とてもきれいな場所でした。
今月も、あとひとふんばり・・・ですね。

コントラストが強かったり、人物と建物の中心が重なるのはあまり好みではないのですが、この写真、たぶん胸のあたりの立体感のある陰影に着目してシャッターを押してもらったんだと思います。それなら納得がゆきますね。

芝生の緑も薄れて、落葉がちらほら。
風が強くて大変な日だったのですが、撮影しやすい場所だったので、ちょっとどこかで着替えての撮り溜めでした。やはり寒かったです。
強風でもこの程度の量の落葉ですから、毎日の清掃管理が行き届いた場所だったのでしょう。もう少し下までフレーム内に入れば良かったですね。

とあるお寺の境内で、萩の花。
人物はスマートに撮れませんでしたが、草木は明るく撮れました。

渡り鳥の鴨さんも、もう渡って来ていることでしょう。

木の枝は、上向きに伸びることが多いと思いますが、
垂れ下がっている枝を見ると、不思議な感覚になります。
途中で疲れてしまったのか、過去に重圧を受けてしまったからなのか、それともその枝の個性なのか、よくわかりませんが、カメラのピントは手前の枝に合っています。これは1994年の秋。

半日くらいかけて、ぺったんこの靴をはいて、あちこちをよく歩き回っていた時期がありました。
秋なら紅葉を見ながら、ただのんびりと。
そして歩きつかれては、ひとやすみ。

写真の日付が「'87 1 8」になっているのは、この7日前にリセットされて、日付表示もONになってしまったようです。実際は1993年11月ごろです。